漢の花道　娯アイヌネギ

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2015.04.16 アイヌネギ

アイヌネギ＝行者ニンニク

昨日書いたアイヌネギの卵とじ
箸をつけてしまってからの画像だからちょいと汚いか
まぁ、味は伝わると思う…この美味さを知ってる人にはね

毎年5月になると近隣の山に採りに行ってたな、アイヌネギ
なぜ過去形なのかと言うと、もうここ数年来行ってない
と言うか、行くのを止めた
その昔、５月某日
その日は前日に降った雨のお陰で山肌がスリッピーだった
俺の縄張り(と言っても、国有林なんだがな…)としている場所へ採取に向かった
が、期待したほどの量が採れない
『今年は不作だなぁ』なんて、ちょっぴり気落ち
周辺を散策すると２０メートルほどの高さの崖わらに群集発見！
ちょっと角度のきつい山肌を、笹に掴まりながら登る
あるわ、あるわ
嬉々として採取する
ひと通り採り終え(勿論、来年の事を考えて間引き採りします)崖を下ろうとしたその瞬間！
スリッピーな山肌に足を滑らせ尻から滑り落ちる
下に流れる小川が急接近
『落ちちゃ駄目！落ちたら溺れちゃう！』
咄嗟に感じた危険信号に俺の身体が反応した
半身の体制になりながら片足で踏ん張り、手は藁をも掴む気持ちで笹を掴む
最後は激しく尻もちをついたものの、寸での処で川に落ちずに済んだ
『やったぜ、俺！流石元卓球部』
まぁ、危険を感じた小川は実は水深２０センチくらいだったので落ちても良かったんだけどな…
滑り落ちた時に身体を捻ったり痛打したらしく、アチコチ痛い
が、無事帰宅
当時まだご存命だったおふくろに採果品のネギを手渡す
『おぅ、これで卵とじと醤油漬けでも作ってくれ』
結構採れたなと労をねぎらうおふくろ
と、俺を見て一言
『お前、尻どした？真っ赤に濡れてるぞ』と…
振り返り見てみると、真っ白いツナギ服の尻付近が泥と真っ赤な何かで汚れてる
『なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』
気分は松田優作さ
恐る恐るツナギを脱ぐ…勿論パンティも真っ赤に染まっている
血じゃん…
結論から書くに、どうやら崖から滑り落ちた時に踏ん張った際、変な力が加わり肛門が裂けたみたいなんだな
つまり肛門裂傷
風呂場で鏡に映し傷口を見た時は血の気が引きそうになったな
病院に行こうかとも考えたが、場所が場所だけにあまりに恥ずかしい
結局、メンソレータム塗って数週間掛けて治したんだけどね
ちなみに、メンソレータムは俺にとって万能薬
口が荒れても、痔になっても、何処にでも塗るさ、メンソレータム
先日も新光ビジネスさんに行って２個仕入れて来ました
無いと不安になるもんで…

もう一度書こう
ここ数年来採りに行ってない
この度みたく、三笠に行けばお金で手に入る
５月中旬に開催される古丹別さくら祭りでは、地元大川商店が大量に売りに出す
２０センチくらいの太い奴がひと掴み３００円程度で手に入る
肛門裂傷と言うリスクを冒すまでもなかろうて…
熊も出るしな(；´Д｀)

なにが原因かは解らんが、今朝は３時半に目が覚めた
あまりに時間があり過ぎるので、ちょっとした思い出話の長文に挑戦してみたよ
ご清読、ありがとう